本「うれしい悲鳴をあげてくれ」いしわたり淳治

著者は、元スーパーカーのギタリストで、現在は作詞家やプロデューサーとして、結構知名度があるみたいです。

中身は、ロッキンオンジャパンで連載していたもので、エッセイと小説が半々位。
すべて短編です。

エッセイにしても小説にしても、独自の視点で、分かりやすい言葉で、テンポ良く読ませるところが、やっぱりこの人は作詞家なんだなぁと、つくづく思った本でした。

この人を始めに知ったのは、やはりスーパーカーをやっていたでした。
アルバムも持ってて、歌詞が面白いなぁと思いながら聞いていた記憶が…。

スリーアウトチェンジ

スリーアウトチェンジ

その後、たまーに立ち読みしていたロッキンオンジャパンの連載で見つけて、「おっ、こんなのやってる」と読んでみたら、面白くて。
その後は、この連載とメロン牧場をメインに立ち読みしていました(^^;

そしてまたしばらくたった頃、知り合いが「チャットモンチーが最近好き」と言っていたのに感化され、私も聞くようになりました。
その時プロデューサーだったのが、いしわたり淳治で…

そしてまたちょっとたった頃、Superflyというミュージシャンが出て来て、「なんて迫力のある歌声!しかもなんて良い歌!」って何度も聞いた、かの有名な「愛を込めて花束を」の作詞が、いしわたり淳治だと知って…

とまぁこんな感じで、ちょくちょく私の琴線に触れてくるのです。

(あんまり、本の話してないけど)


この人の書く文章も歌詞も、前からとても好きなんですが、なぜこのタイミングでいしわたり淳治のことを書きたくなったかと言うと、

http://www.tv-asahi.co.jp/kanjam/sphone/backnumber/?f=0102

これですよ。

ライブに行った直後にこんな特集されたら、見ないわけにはいかないですよね。

番組自体は、ミスチルべた褒めで、ファンですら少し恥ずかしくなる位でしたが、いしわたり淳治さんの歌詞解説は、とっても分かりやすくて面白かったです。

ミスチルはインフラみたいなもの。水道をひねれば安全な水が出てくるように、ミスチルが曲を出せば、良い曲が出てくる」

なんて。やっぱりこの人の表現は好きです。

他に、常套句やタガタメの解説もしていたけれど、他にももっとこの人の曲解説が聞きたいなぁと思いました。

なんなら、対談してくれないかなぁ~